2011年4月25日月曜日

感じ方

気がついてみると、最近、原発のニュースを頻繁にはチェックしなくなりました。
慣れてしまったのです。
放射性物質の漏えいは止まっていないので、危険な状況であることは間違いありません。

マスコミが大騒ぎしていないので、危険のレベルが下がっているように感じてしまいます。
危険が小さくなったから報道も少なくなったのか、ニュースバリューが下がったから報道の扱いが小さくなったのかは分かりません。

思えば、新型インフルエンザやエイズのときもそうだったような気がします。最初のうちは過剰に反応し、慣れてしまうと気にならなくなる。
ある程度、対策が功を奏した結果だと思いますが、リスクがなくなったわけではありません。
今、新型インフルエンザやエイズで亡くなる人がいても、マスコミが大きく取り上げることはありません。
ニュースで取り上げても、現状を改善できる見通しがないから報道しないのでしょうか?「報道してもその情報が高く売れないから」という理由ではないと思いますが、情報にも旬の値段があることは確かです。
マスコミの姿勢に問題があるというよりも、受けての感受性を報道する側に見抜かれていたのだと思います。