2012年9月29日土曜日

「自転車操業」その2

二つ下の投稿で自転車操業のことを書きましたが、少し前にソフトバンクの孫正義氏の言葉が新聞に出ていました。 日経新聞か、日経産業新聞か、日刊工業新聞だったか。

ソフトバンクの役員と孫氏の会話を伝える記事で、簡単に書くとこうです。

役員「我社が自転車操業から抜け出すためにはどうすればいいのですか?」 孫氏「簡単なことだ。もっと強くペダルをこげばいい」

やっぱりね。

引退

「阪神の金本知憲外野手(44)が12日、兵庫県西宮市で会見し、今季限りで現役引退することを発表した。  プロでの21年間を振り返り「野球とは人生そのもの」と語った金本。選手生活で最も誇りに思うことを問われ、2度のリーグ優勝でもなく、1492試合連続フルイニング出場の世界記録でもなく、01年に樹立した1002打席連続無併殺打の日本記録を挙げた。  広島時代の00年5月12日の中日戦の第3打席から併殺打を記録せず、8月31日に毒島章一氏(東映)が61~62年にマークした900打席の日本記録を更新。翌年9月28日に記録はストップしたが、「内野安打にならない局面でも、全力で一塁に走ってゲッツーにならなかった。フルイニングよりも誇りに思う」とアニキらしいこだわりを語った。」

上記は2012年9月12日のスポニチAnnexの記事を借用しました。 ボテボテのゴロを打って、内野安打になりそう局面なら打率を上げるために誰でも一生懸命走ります。しかし、二塁がフォースアウトになった瞬間、自分の打率は下がります。ゲッツーを防がなければならない場面なら、誰でも一生懸命走ることでしょう。ですが長いシーズンでは、敗戦が確実な試合で併殺になりそうな打球だったこともあるはずです。そんな場面でも全力疾走して併殺を防ごうとしていた金本。「すごい!」の一言です。そして、何よりも誇れる記録がこれだと言う金本。もう一度「すごい!」と言わせてもらいます。

金本が書いた本を読んで感銘を受けましたが、やっぱり凄い選手だったと改めて思いました。

ちなみにぼくは大洋ホエールズ時代からのベイスターズファン。現・広島カープの石井琢朗選手のブログもすごい! 一流を超えた人たちの言葉に共通するのは、「毎日努力することは当たり前。そこからさらにもうひと頑張りできるか」ということだと思います。

せめて、毎日の努力くらいは継続したい!