2012年10月20日土曜日

クライマックスシリーズ2012


中日の高木監督が、申し訳なさそうに見える。
クライマックスシリーズで巨人に3連勝して、日本シリーズに王手をかけた直後のインタビューで
「『ここまで来ると欲が出てくる。明日は何が何でも勝ちにいく』って言っちゃっていいんですかねえ」
と話していた。

優勝した巨人に10.5ゲームも離されていたのに、3試合で逆転してしまったのだ。申し訳ないと思うのが普通の感覚だと思う。でもそれがルールなのだ。
シーズン中、巨人の優勝が決まった後もヤクルトと広島の3位争いなどで興味が持続する効果はあった。クライマックスシリーズの試合をファンもそれなりに楽しんでいる。

けどなあ。これってあり?と毎年思ってしまう。

そこで、提案。
12球団をA・B・C・Dの四つのリーグに分けて、各リーグの優勝チームでポストシーズンを戦ってはどうだろう?
一つのリーグに3チームしか所属しないのが難点だが、ポストシーズンの正当性は確保される。
たとえば、Aリーグに所属するチームは、同じリーグのチームと30試合を戦い、B・C・Dリーグの計9チームとは、交流戦としてそれぞれのチームと9試合を行う。この方式だと、リーグ内で60試合、交流戦が81試合。現行の144試合とほぼ同じ試合数になる。
各リーグの優勝チームがトーナメント形式で日本シリーズを戦う。
(個人的な感覚でしかないのかもしれないが)これなら、納得だ。

四つのリーグのうち、二つのリーグで独走するチームが現れたとしても、残りの二つのリーグで熾烈な首位争いが繰り広げられるとしたら、すくなくとも6球団が優勝に絡む展開となる。
観客動員数もあまり減らないのではないだろうか。

今年、巨人が日本シリーズに出られなかったら、ナベツネさんが吠えて、そんな改革につながらないかな。